2025年4月断熱性能4以上が義務化！さらに2030年4月断熱性能5以上が義務化に!!

断熱基準の厳格化は地球温暖化を抑制するためにも必要であり、日本の寒すぎる住宅での医療リスクを減らすためにも必要になります。今までは断熱等級 4 が日本の最高基準でした。その等級 4 以上が2025年４月から義務化されます。さらに2030年4月断熱性能5が義務化され、それに満たない断熱性能の家は建築不可になります。

断熱性能が低い7割の既存住宅は資産価値が下がる⁈

断熱性能が低い 7 割の既存住宅を今は直す義務はありません。しかし、売りにくく、貸しにくくなる為、資産価値は下がってしまいます。それであれば、断熱のリフォームをしなくてはならず、壁を全部剝がして性能の高い断熱材を入れなおさなくてはいけない。大きな工事で金額も費用も多く掛かってしまいます。

省エネ性能の表示や省エネ基準適合を義務付け

断熱基準を満たしていない賃貸（アパート・マンションなども含む）は貸せるのでしょうか？今はまだ貸すことができます。しかし、これから変わっていきます。2024 年４月以降、建築物の販売・賃貸時に省エネ性能の表示が求められるようになります。さらに2025 年４月からは原則全ての新築住宅（アパート・マンションなど含む）・非住宅に省エネ基準適合義務が生じます（建築確認手続きの構造安全規制と一体的に適合性の審査を行います）。

日本の住宅は、平均寿命30年と言われているのは構造や間取りだけが原因ではありません。「我が家は冬は寒いし夏は２階が暑い」と今でも多くの方が言われているように、住宅の断熱性能が重要なカギとなります。地球温暖化が進み、暑さ寒さが激しくなり、エネルギー価格はどんどん価格が上昇していく中でどんな選択をしていくのか…その指針を国が出してくれたと考えた方が良いのではないでしょうか？2025年までに建てるから安く建てるためにギリギリで断熱性能基準をクリアすればいいという考えは、資産価値を下げてしまい後からリフォームをして多額の費用が掛かってしまいます。このことを理解したうえで、選択することをお勧めします。