イベント
ブログ
ブログ
元トップアイドルで女優の中山美穂さんが、自宅の浴槽でお亡くなりになりました。原因はヒートショックによるものではないかと見られているようです。近年、著名な方々の訃報をきっかけに注目されているこの問題…特に寒さが厳しい季節になると、その危険性は一層高まります。ヒートショックのリスクを改めて考えるきっかけになりました。今回は、ヒートショックの実態と対策について、住まいの観点からご紹介します。
ヒートショックとは、急激な温度の変化で血管が収縮し血圧の乱高下が起こり身体にダメージを受けることです。ヒートショックは、脱衣所での着替え・トイレや廊下に出た際など急激な温度差があるときに起きやすく、身体全体が露出する入浴時に最も多く発生しています。 暖房をしていない脱衣室や浴室では、室温が10度以下になることもめずらしくはありません。寒い脱衣室で服を脱ぐと、急激に身体表面全体の温度が10度程度下がるとともに血圧が上がり、その後お湯につかると血管が拡張し、急激に血圧が下がる…このような急激な温度変化による血圧の上下がヒートショックを引き起こすのです。
では、どうしたら安全に冬場の入浴を楽しめるのでしょうか?
〈ヒートショックを防ぐ6つの対策〉
①浴室を暖める
②脱衣所も暖めておく
③湯温は41℃以下、浸かる時間は10~15分
④かけ湯をしてから入る
⑤入浴前後に水分を摂取
⑥家の断熱性能を上げる!←これから家を建てる方はこちらが必須!!
厚生労働省の研究班の調査では、年間およそ19,000人(注1)ものがヒートショックなど入浴に関する事故で死に至ったと推計され、その人数は、交通事故の死亡者数の4倍というデータが出ているそうです。さらにヒートショックに関しては高齢者だけのものではありません。なんと、若者も2割の方が亡くなっているのです。
注1:厚生労働科学研究報告書 入浴関連事故の実態把握及び予防対策に関する研究( 平成25年度総括・分担研究報告書 研究代表者 堀 進悟)より
Natulife Homesの家は、断熱材「ECOボード」を使用した断熱性能の高い住まい。どの部屋にいても室内環境が一定で温かいので、冬のヒートショックや低体温症を防ぎます。また、室内の温度差が小さいので体への負担や疾病へのリスクも小さくなります。ヒートショックや病気を防ぐためにも断熱性能の重要性をしっかり考えて家づくりをすることが大切ですね。