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【現場レポート】エコボードの総代理店へ研修に行ってきました。

NatulifeHomes|エコボード総代理店展示場

~「ECOボード」の総代理店研修レポート~

8月26日(金)に埼玉県東川口のエコボード総代理店に伺いました。

展示場到着。

埼玉も暑いですね。熊谷からは少し離れているが。最初に展示場と現場2件を廻る事になる。午後の1時半の一番暑い時間だから。

展示場は、
玄関から入ると外と中の温度差で寒い。設定は26℃で冷暖房の水循環パネルが1階と2階でそれぞれ1台づつのみ。2階の冷気が1階へ降りてきているが風はない。少し経つと温度差もなくなり、湿度も感じない快適な空間に。一体どうなっている?

聞くと普段は27℃で快適。今日はたくさんの方が展示場に一定時間滞在するので1℃下げておきました。確かに27℃でも快適でしょうね。普通の展示場は20℃近くまで下げているのにね。気密・断熱性だけではだめですね。

つくづく思いました。ランニングコストは全然違う。(差が出る)それは当然かもしれない。パネルの冷暖房のランニングコストを尋ねると、夏場は6,000円くらい。冬場は8,000円くらい。24時間常に動かして。それ以外の時期は止めているから0円。安い。ただ、パネルの工事とヒートポンプの費用は100~200かかる。エアコンに比べると少し高い。風がなく・湿度を感じず、温度むらもない。冬場にパネルに触って火傷もしない。そこに価値をみることが出来るかですね。

NatulifeHomes|エコボード総代理店展示場

吹き抜けもあり、小屋裏スペースもあるがほとんど温度むらがない、住宅でした。小屋裏は冷暖房が何も設置していないのに。吹き抜けのスペースも前の家が目の前で暗くなりそうだが大きな窓をつけて暗くなっていない。大きな窓で熱くもない。常識では考えられない快適さだった。

一般の家との差がこれほどまでに違うとは。2階に洗面と浴室があり寝室・子供部屋2つ。小屋裏スペースがひろくあるが、冷暖房パネル1つでまかなっていて、快適。

日本の家は暑さ寒さは我慢して住むか冷暖房費にたくさんのお金をかけて住むかのどちらかになってしまうが、そんなことはないと自信を持てる体験でした。

エネルギー環境の悪いヨーロッパでは電気代がすごく高い。エネルギーの枯渇がこれ以上進んでからでは遅い。今まさに取り組むべきことだと確信。

NatulifeHomes|エコボード総代理店展示場

その後建築中の現場を見に行く。

最初に木造・断熱材をエコボードで作った現場に行く。(アパート)

車から出ると外は暑い。

現場はあまり暑くない。

設備屋さんも暑くなさそう。

設備屋さん聞くと、ここの現場は暑くないよ。最上階(3階)でもね。こんな現場ばかりだといいけどね。夏涼しく、冬暖かい。それが理想だね。そうすると若い人がもう少し仕事として考えるかもしれない。過酷な仕事だから若い人が集まらない。確かに昔は現場に行くと私たちも汗だくでタオルは必需品でしたし、業者さんはもっと汗だくだった。でもここはまるで別世界だ。

アパートなので2階もエコボードがいれてあるが、本当に階上の音は静かで上の階で暴れない限りは音はしない。単身赴任で住んだことのある〇オパレスとはまるで違う。隣の部屋との間の壁もエコボードが入っているから隣の音もしない。まるで違う。ちなみに無垢床・無垢扉・塗り壁で設備も無垢のものでおしゃれなつくりのアパート。こんなところに住んだら、普通の家やマンションには住めなくなってしまいそう。

冷暖房はさすがにエアコンだろうがこの温度や湿度ならあまり使わないかな。自分なら窓さえ開けていれば十分だろう。これくらいなら熱中症も大丈夫だろうし。電気代もどんどん上がっていくからね。省エネは大切。でも暑いのも寒いのもイヤ。だって人間だもの。

NatulifeHomes|エコボード現場

戸建ての現場にも行ってみました。

やはり車から出ると暑い。午後3時前で一番暑い時間だからしょうがない。現場に入るとやはり暑くない。現場は室内・屋外ともに断熱材(エコボード)が見えている状態。プラスターボード類は貼っていない。さっきの現場より条件悪いのに、なぜ。

でもさすがに2階は勾配天井で大空間と大きな窓なので暑いはずと半信半疑で2階に上がるが、暑くない。冷暖房はもちろん何もない。扇風機さえない。一体どうなている。

2階LDKで大きな空間。水回りも2階。2階LDKで広さも高さもある大空間で眺望もよく何も冷暖房を入れてなくても暑くない。階段部分も吹き抜けになっており、扉もないLDK。

最高だ!いや、なんて最高なんだ!細かい事は気にするな。作りたいように間取りを考えろと言われている気がする。現場に行くからと用意した、厚手のハンカチとタオルは持ってきただけで一度も使わない。なんて事だ。次回からはタオルは現場にもっていかない!

NatulifeHomes|エコボード住宅

今回の感想

日本の家は気密性と断熱性のみ。ドイツは遮熱と蓄熱性能も重要という話を聞く。私は知ってはいるが、そこを計算式も見て内容を理解した。なんとなくそうだという考えだったものが、深く理解し、一般的な断熱材の現場とエコボードの現場が大きく違う事も飲み込めた。

今までグラスウールも吹き付け断熱もポリスチレン系・ウレタン系・フェノール系の高性能断熱材も体験したが、UA値が非常に高いものもある。日本ではそこだけが大切。でも人が暮らしていくから暑さをシャットダウンし、伝わってこないことはもっと大切なはずなのに。

日本の省エネ住宅が遅れているのはその部分に注目されないからだと理解できる。だから、国が今から早急に方向転換をしていく準備をしている。

2025年までに省エネ基準の見直し変更。

2030年までにもう一度省エネ基準の変更。

将来を考えて家を建てないと、2025年の時点で今の基準には達していない住宅をお客様は建てることになってしまう。仕方なく売らなくてはいけなくなったお客様が売ろうとしても売りにくい住宅になってしまう。

だからこそお客様に理解していただかなくてはいけないと再度、思いを強くした。

2022/8/26 
Natulife Homes下野

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